ガス応用機器
窒素・酸素・アルゴン・二酸化炭素などのガスは、さまざまな分野の各種工程で品質の改善・作業性の向上・製造コストの低減などを目的に使用されています。
これらのメリットを十分生かしお客様のニーズに合った各種のガス応用機器をご紹介ご提案いたします。
また親会社のジャパン・エア・ガシズの「アプリケーション開発センター」(兵庫県尼崎市)にて熱処理やバリ取りの実機を使い、実工程への導入までのテストも実施可能です。
ガス応用機器の一例を次に紹介します。
■窒素ベース熱処理
窒素ベースの雰囲気ガスを用いる熱処理は従来のアンモニア系などと比べて、高い安全性、設備の簡便性、ランニングコストの削減、仕上がりの美しさなど様々なメリットをもたらします。
■バリ取り
ゴム製品の成型品の仕上げ工程として「バリ取り処理」が必要です。液体窒素をスプレーし製品を瞬時に冷却し脆化させてバリを除去します。小型で手作業処理が困難なゴム製品に向いています。
■微圧保持システム
化学工業や製薬工業では、原料貯蔵タンクの上部に不活性ガスである窒素ガスを微圧で供給して、製品の品質の保持や安全性の確保を目的に使われています。その微圧を保持コントロールするのが本システムで、ガス消費量を押さえかつ品質を保つことができます。
■低温反応用タンクの温度制御システム
生物化学製品や医薬品の製造工程で、-20℃~-100℃の低温反応を必要とすることがあります。本システムでは2次冷媒を液体窒素で冷却し繊細なコントロールを実現しています。